ボンズホーム             |HOME|

  最新の流氷分布状況
  第一管区海上保安本部 海洋情報部 流氷情報センターHPへ


     接岸期間 日本一!

蓮の葉氷
接岸前に見られる“蓮の葉氷”

         流氷のまち 知床・ウトロ

                                 知床(斜里〜ウトロ)沿岸で流氷が見られる時期


迫力も 美しさも ケタ違い

稚内〜網走〜斜里〜知床半島と、オホーツク沿岸の地形はお椀(おわん)のような形をしています。
シベリア大陸から南下してきた流氷は、ちょうどこのお椀にお湯を注ぐように、お碗の底の部分にあたる斜里〜知床半島周辺に先ず接岸をして、それから段々とオホーツクを満たしていきます。
そして、春に離岸するときには、お椀の流氷は吸い取られるように姿を消していきます。
流氷は先ず知床半島周辺に接岸をして、春に去っていくときには知床にもっとも遅くまで残っています。ですから、知床は流氷の接岸日数も、流氷が見られる期間もオホーツクでもっとも長いのです。(他の所ではまったく見えないのに、知床に来たらあったということがよくあります。もし、他の所でなかったら、一度知床に問い合わせをしてみてください。自然ですので何とも言えませんが、確率は高いですよ)

また、知床半島は南下してきた流氷をくい止めるような地形をしていますので、知床には正に流氷が押し寄せて来ます。ですから、知床では流氷で海が全く見えなくなったり(流氷大陸)、流氷がせり上がって山のようになる(流氷山脈)などの光景を見ることができます。

気象庁HP>海洋の情報>海氷の観測結果で、昨年と平年(1971年〜2000年の統計)の、12月〜5月の10日毎の流氷の動きがででています。

船も出られない 真の迫力 これが自然の姿です!

以前は流氷と言えば知床だったのですが、最近は網走の流氷観光船が有名なため、流氷=網走と思っておられる方も多いようです。でも、本当にびっしりと流氷が来ると、船は出られなくなります。ですから、船が出られるということはそれだけ流氷の密度が少ないということなのです。
知床・ウトロでは流氷のシーズンになると船はすべて陸に揚げられます。出航はおろか、港にとめておくと船が流氷の圧力でつぶされてしまうからです。
このことからしても、知床の流氷がどれほどのものなのかお察しいただけることと存じます。
知床の流氷は船が出られないくらい
すごいのです。真の迫力をぜひご覧ください。
右の写真
左側の大きな岩がオロンコ岩、右の岩が三角岩。岩からこちら側は港ですが、船はすべて陸揚げされています(オロンコ岩の下に小さく見えている)。岩の向こう側は流氷に埋め尽くされたオホーツク海です。
これがホンモノの迫力です。船なんて出られるわけがありません!
知床では、ごく自然に海岸線から流氷を見ることができますので、わざわざ船に乗って見に行く必要がありません。ちょっと高台に行けば、オホーツク一面の流氷を見渡すことができますし、海岸に行けば、手のとどく近さから迫力のある流氷を見ることができます。ホンモノの流氷が船に乗らなくても間近から見ることができる。ウトロは流氷に恵まれています。
お気に入りのアングルで、しっかりと流氷を堪能してください。

流氷の楽しみ方

やはり流氷の楽しみ方といえば「見る」ことでしょう。(あらためて言うほどのことでもありませんが)
最近は流氷の上を歩くツアー(流氷ウォーク)など色々な楽しみ方がでてきていますので、お客様の中には「流氷ウォークをしないと流氷を味わえないのではないか」と勘違いされる方もいらっしゃるようですが、そうではありません。
もちろん、流氷ウォークをして流氷の上を歩いてみるのも結構ですが、やはり、先ずは流氷も含めて知床の素晴らしい自然をしっかりと見て味わっていただくことが一番ではないかと思います。
せっかく知床まで来られたのですから、まずは冬のオホーツクでしか見ることのできない流氷をはじめ、冬の知床をしっかりと見て、感じていただきたいと思います。
先ずは何はともあれ、乙女の涙やブユニ岬に行って、流氷を含め知床の風景をしっかりとご覧になってください。また、幌別の海岸沿いの道路を歩けば、流氷をゆっくりと見ながら散歩ができます。
流氷のすぐ間近まで行きたい方や
流氷にふれてみたい方は「オロンコ岩広場(上の写真)」に行くとさわることができます。(無料)
*流氷ウォークをご希望の方はご案内もいたします

夕日流氷海に沈む夕日:流氷に沈む夕日が見られるのは、オホーツクのなかでも知床・ウトロだけです。海岸線から望めますが、特にブユニ岬や幌別橋周辺は写真撮影の絶好ポイントとしてプロ・アマカメラマンに人気です。この写真は徒歩10分ほどの海岸線(国道沿い)から撮ったもの

流氷上のオオワシ

野生動物:知床では、かなりの確率でエゾシカや天然記念物のオオワシ・オジロワシを見ることができます。また、幌別橋周辺では時々オオワシやオジロワシが流氷の上で羽を休めているところを見ることができます。写真:幌別橋付近から撮影

流氷オンザロック:水割りなど、氷の替わりに流氷を浮かべて飲みます。耳を澄ますとプチプチと音がして大変ロマンチックです。焼酎(無料)は用意してありますので、ご希望の方は海岸に行って流氷を割って取ってきてお楽しみください。

* ボンズホームでは観光ツアーはしておりません
バス等の交通手段も整っていますし、乙女の涙などの名所は一人で十分に行けますので、特にツアーの必要がないからです。
もちろん、アドバイスや注意は十二分にさせていただきますし、天候等で危険な場合にはストップをかけさせていただきますのでご安心下さい。(歩くスキー等の送迎はします)


流氷の上***
流氷にさわってみたい方は
、流氷公園(徒歩5分)や海岸に行けば間近で見たり、さわることができます! (もちろん無料
また、
安全な場所であれば上に乗ることも可能です。接岸していると陸地と海との境が分かりませんが、浜に上がっている流氷であれば海に落ちるということはありません。但し、安全な場所が限られているのと、時期や風向きなどそのときどきの状況によって危険がありますので、完全に安全が確認できる状況でない限り流氷の上に乗ることはしないでください。万が一事故が起きても当方では責任を負いませんので。
右の写真は流氷の上で、人が立っているところも含めてすべて流氷(オホーツク海上)です。後ろは流氷が重なって山になっている「流氷山脈」。ボンズホームから10分ほど歩いた海岸です。

***
流氷ウォーク
:万が一海に落ちても大丈夫なようにドライスーツを着て引率者がついて流氷の上を歩くというもので、途中、流氷のない海の見えているところで海の中に入ったりするところ(業者)もあるようです。料金は1人5000円くらい。
所要時間は1時間30分くらいですが、移動や着替えや説明の時間がありますので、実際に流氷の上を歩く時間はそんなに長くはありません。歩くといっても遠くに行くわけではなく、どちらかと言うと、「流氷の上に乗ってみる」といった感じです。
業者によっては、海面の開いているところに入ってプカプカさせてくれるところもあります。
行動派の方、見るだけや海岸で少し触れるだけでは満足できない方はチャレンジしてみてください! 
アドバイス:何はともあれまずは知床の美しい景色をきちんと見ていただきたいと思いますので、フレペの滝に行くなど、まずは陸から流氷の美しい景色を観光してください。普通はこれだけで十分満喫できます。 その上で、もし流氷ウォークなどを体験したい方はしてください。
ご希望の方には、お勧めの流氷ウォークやガイドをご紹介をいたしますので遠慮なくお問い合せ下さい。

知床(斜里町)で流氷が見られる時期(1992年〜2002年、11年の概ねの平均値)

       流氷初日    接岸初日  〜  海明け(離岸)   流氷終日
      1月20日   1月22日  〜  4月1日      4月20日
( 最早・最遅 12/25・2/11   12/28・2/12     3/7・5/11      3/30・5/11 )

斜里町には流氷を観測する気象庁の施設がありませんので、これは気象庁の公式データではありません。
このデータは、斜里町博物館、斜里町商工観光課が発表したデータを基にボンズホームが算出したものです。
観測施設がないため定点観測ではありません。斜里町内(斜里〜ウトロ〜幌別の範囲)で観測されたデータです。
データは、1992年から2002年までの11年間のデータを基に算出したものですが、02年の海明け日と、92、00、02年の流氷終日の記録がないため、海明け日は92〜01年の10年の平均値、流氷終日は93〜99年と01年の8年の平均値です。

                                             このページの最初に戻る


  ボンズホームリンク